9月 2008 Archive
生徒4人堂々と一席 浅草高3年生 落語授業の成果披露
授業で落語を教える都立浅草高校で九日、「浅高寄席」が開かれ、生徒四人が軽快な語り口を披露した。落語授業があるのは全国で同校と大阪府立住吉高校だけ。 浅草高校八階和室で開かれた寄席には、受講中の七人のうち三年生四人が参加。四月当初はたどたどしい様子で授業を受けていた生徒も、和服に扇子姿で、少し詰まりながらも堂々と約二十分の江戸古典落語を演じ、同校近くの住民や保護者、教職員らの笑いを誘っていた。 三部制単位制普通科の高校として二〇〇六年に開校した同校は、歴史と伝統のある浅草に根ざした「落語研究」「伝統工芸」「邦楽演奏」などを開講している。落語の授業は半年間、週一回行われ、市民講師として招かれた三遊亭京楽さんが、開講当時から教えている。 三年間連続で授業を取り、卒業作品「子別れ」を情感を込めて演じた三年の梅原早紀さん(17)は「将来、芸能界を目指しているので、この授業で間とか人間の演じ方を学ぶことができた」と、三年間の成果を演じきって満足そうに話した。 指導を続けてきた京楽さんは、まな弟子の成長に驚きながら「最初はしゃべれない、笑えない、あいさつできない子が、半年で大きな声で心を込めて笑顔であいさつできるようになった。これが一番の成果」と目を細めた。 (安藤淳) 2008年9月1日東京新聞より転載 浅草九月の予定


