浅草に女性の幇間
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初の女性幇間 ただいま修業中 27日、浅草の舞台に登場
12月12日 東京新聞
粋な文句の都々逸、屏風(びょうぶ)や襖(ふすま)を使った一人芝居など、独特な芸で宴席を盛り上げる幇間(ほうかん)(太鼓(たいこ)持ち)。 男性のなりわいとされるこの世界に、二十四歳の女性が、お座敷でのお披露目に向け修業を続けている。二十七日、台東区の東京浅草組合で、全国に五人しかい ない現役幇間が勢ぞろいする催し「幇間大逆襲」に登場、見習い幇間として初舞台を踏む。(丹治早智子)
花柳界に新たな歴史を刻むのは、江東区深川生まれの桜川七太郎=本名・長谷川真友美=さん(24)。「芸を磨きながら日本文化に携わる仕事がしたい」と、都内の女子大を卒業後、人材派遣会社を半年で辞め、現役幇間では最古参の桜川米七師匠(59)を訪ねた。
十代のころ、かっぽれを習ったものの、父親は会社員で、花柳界や芸人とはまったく無縁。華やかな芸者ではなく幇間を選んだのは、「現役幇間は五人 だけ。このままでは貴重な芸が失われてしまう。同じ苦労をするなら、やりがいを見つけたかった」。両親は「心配はしても、あえて反対はしなかった」とい う。
米七師匠によると、寄席などに出演する女性幇間はいるが、花柳界に登録して、お座敷をなりわいとする幇間に女性は過去にもいない。小唄、都々逸、 手踊り、三味線など覚えることは多い。何よりも客をそらさない洒脱(しゃだつ)な会話ができるかどうか-。稽古(けいこ)を始めて一年。「覚えが早く筋は いい。だが花柳界へのお披露目はまだ先。舞台にたって恥をかくのも修業のうち」と、今回の催しに参加させる。
「幇間大逆襲」は、二十七日と年明けの一月三十一日、各午後一時開演。
会費七千円(弁当・お茶付き)。問い合わせは、東京浅草組合=(電)03(3874)3131=へ。
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