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君よ、散財にためらうなかれ

何でもかんでも不謹慎、不謹慎等と云う貴方へ。

毎日新聞にこんな記事が有りましたので、転載させて頂きます。

大正の大震災の「教訓」を生かすべき時

「君よ、散財にためらうなかれ。君の10銭で浅草が建つ」

1923(大正12)年の関東大震災の直後、浅草ではそう書かれた立て看板が随所で見られたという。

この話を教えてくれたのは、『浅草っ子 おんま三代』(三恵書房)の著書がある松浦謙助さんで、松浦さんは母親から、「お前が生まれた頃、浅草には至る所にそういう看板が立っていて……」と、再三聞かされたそうだ。

当時の10銭というのは、豆腐2丁の値段くらい。松浦さんの家は親の代から浅草でトンカツ屋を営んでいて、トンカツ定食は当時20銭したというから、10銭というのは大したお金ではない。

しかし、震災後の焼け跡に急ごしらえの店を出して、トンカツは肉が手に入らないから出来ないが、耳カツ山盛り5銭で商売をしている身にとって、「耳カツちょうだい」「こっちにもちょうだい」という客の声はただただ有り難く、元気が出てきて、本当にこういうことの積み重ねで浅草は立ち直っていくのかもしれない、そう実感できたと松浦さんのお母さんは語っていたそうだ。

耳カツというのは、パンの耳を揚げたもので、そのパンの耳は、当時浅草に住んでいたドイツ人のパン屋がタダで分けてくれた。「困ったときは相身互い。ドイツではこれを、パンの耳を分け合うといいます」と、そのドイツ人は言っていたという。
浅草を訪れた人が5銭、10銭と浅草にお金をおとしてくれたおかげで浅草は立ち直り、第二次大戦下の空襲で再び焼け跡となるも、これも克服して立ち直り、いまのにぎわいがある。

転載元:毎日新聞 3月26日

東京浅草どっとこむ編集部

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