江戸に生まれた「いろは四十八組」の町火消し。
その誕生から、昭和14年までの間に殉職した120人余りの消防従事者の偉業をしのび、遺族・消防関係者らによって行われるのがこの消防殉職者慰霊祭です。また、200年以上の歴史を誇る江戸火消しの伝統と文化を保存する意味もこめられたこの慰霊祭では、式の終盤に会員の方々による伝統の梯子乗りが披露され、その姿をひとめ見ようと、毎年多くの人々でにぎわいます。
式は、浅草神社宮司による祝詞、黙祷、玉串奉奠などが行われ、殉職者の冥福を祈り、火消し装束姿で総数八十七本の纏(まとい)を勇壮に振りながら浅草寺境内を歩く「纏行進」が毎年行われていましたが、今年は本堂改修の為執り行われませんでした。
梯子乗りに使われる梯子の高さは6.5M、15本の横木からなり、真新しい青竹でつくられています。梯子は全部で11本立てられ、その頂上で、遠見、しゃち、背亀、腹亀など、江戸時代から引き継がれてきた梯子乗りの粋な妙技が披露されました。
【江戸消防の区割り】
第1区(10組)中央区全部、千代田区の1部
第2区(7組)港区の大部、品川区の1部”
第3区(7組)渋谷区全部、千代田・港・新宿各区の1部
第4区(10組)文京・豊島両区全部、千代田・新宿両区の1部
第5区(9組)台東区全部、荒川区の大部、千代田区の1部
第6区(9組)江東・墨田両区全部
第7区(5組)大田区全部、品川区の大部
第8区(5組)目黒・世田谷両区全部
第9区(10組)中野・杉並両区全部、新宿区の1部
第10区(9組)北・板橋・練馬各区全部
第11区(6組)足立区全部
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